ここでは治療パターンQ&Aをお伝えいたします。
ここでは、概略を説明させて頂いております。詳しくはレイアンドカンパニーまで問合せ下さい。
■治療パターンはどのように組み立てますか?
患者様に応じて治療パターンは当然変化します。
まず大きな区分分けとして下記のパターンを準備します。
@急性パターン
A慢性パターン
B自律神経系パターン
Cリハビリテーション・パターン
Dリラクゼーション・パターン
上記5パターン毎に、以下の内容を付記し流れを作ります。
@所要時間を決める。
A医療器械の選定と、設定を決める。
B禁忌事項の内容を付記する。
C緊急事態の対応の内容を付記する。
D応急処置の対応の内容を付記する。
  
所要時間表の作成
@施術記録表の記入時間
A問診表の記入時間
B問診所要時間
C必要に応じ着替えの所要時間
D検査所要時間
E前処理所要時間
F施術所要時間
G後処理所要時間
H施術後の検査時間
I必要に応じて着替え所要時間
J患者様安静+休憩時間
K次回予約時間
@〜Kで例えば45分〜60分で所要時間を確定する。
  
■治療パターン作成のポイントは?
@炎症の助長を左右する冷却・温熱の区分を正確に明記する。
A治療・安静・リハビリ・筋トレの段階別治療方針を決定する。
B鑑別診断を正確に行なえる様に部位毎にパターン化する。
C施術危険対象となる患者様の鑑別がスムーズに行なえる様にパターン化する。
D急いで、結果を求め施術過剰とならない様に、段階別施術方針を患者様に理解して頂く工夫をする。
E患者様心理を理解し、付属的要因を解明し施術に反映させる。
F性別・年齢・職業・趣味・血液型等により施術方針を区分分けする。
G施術後の帰宅までの交通手段・行動に注目し、注意事項を必ず伝える。
以上の点を網羅し、パターン表に明記する。
  
■治療パターンの組み立てで、血液型で患者区分する意味は?
最近のアメリカの医療研究機関の発表で、病状区分を血液型により統計処理した際に、血液型により症例が偏る傾向があり、一概に否定出来ないとの事でした。先生方の臨床において、統計的数値を取られて、グループ研究されるといかがでしょうか?
あくまで、仮説の域ですので今後の研究が必要です。
  
■患者様教育について・・・?
患者様教育は症状に応じた日常生活での注意点の解説が中心となります。
症状の説明を専門用語を交え解説しても理解出来ない事が多く、理解できない分、かえって深刻に考えてしまわれるケースもあります。簡単な日常生活に絡めて・・・
・炎症がある場合・・・お風呂は控えて下さい。
・頚椎近辺の治療を行なった場合・・・理容院や美容院の利用は数日しない。
・腰椎の治療を行なった場合・・ウインドーショピング等複数の動作をする
・要求される動作はしない。堅い地面での歩行を控える。
・お酒を飲まない。刺激物を食べない。
・骨盤の治療後に、自転車に乗らない。
・帰りの電車でうたた寝をしない。
・出来るだけ歩行を重視する。
・・・等の注意点を明確に、2〜3点意識づける事が大切です。
あまり専門用語を使用しないで、理解できる言葉に置き換えて解説する事が重要と思います。
しかし、患者様自身がかなりご自分の症状について、お勉強されている場合で、その要望がある場合は、かえって専門用語で解説した方が信頼されるケースもあります。その時の見極めも重要です。
  
■治療パターン作成にあたって、どのような点が重要ですか?
●まず、治療パターンを正確に組み立てる事により、必要以上に無駄な時間を消費しない様にし、経営効率を上げます。ベッド数に応じ、治療時間、営業時間を基に計算すると、最大の売上予測が容易に出ます。この事は、それ以上の売上が見こめない事も意味します。設備を最大限に活用する指標となります。
●必要以上の治療を行なった場合、炎症の助長が懸念されます。
正確に症状に応じた時間を設定し、過度な施術を避ける事にも役立ちます。
症状別の施術パターンは患者様により変化しますが、全体の流れを作り上げておき、細部は作成したパターン表に付記し、より細分化し、独自の治療パターンを構築し、より正確なアプローチが出来る様にします。
●治療パターンを分割し、共通した部分を抜き出し、医療器械、ベッドの配置、動き方の工夫をし、無駄な設備、無駄な動きを極端に削り取りよりスムーズに対応出来る様にします。
 
 
 
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